「富一サロン」が開催されました

10/13(金)富一サロンが開催されました。

 

今回のサロンでは、健康寿命のためにできること’’というテーマで、介護が必要になった方への支援例や、認知症についてのおはなしでした。

参加者の方々は約20名。

 

 

レクチャーいただいた方は、

社会福祉法人正吉福祉会 介護老人施設きたさわ苑 副施設長 竹谷 哲(たけや あきら)様です。

竹谷様の優しく穏やかな語り口に、リラックスしてお話を伺えた一方、熱心にメモをとるお姿もありました。

 

介護施設での支援例からは、寝たきり、意志の疎通が困難、のような状態でも、適切な介護を受ければ驚くほど回復することがわかりました。

 

★ある男性の方は、自宅の外階段が昇り降り出来ず、ほぼ閉じこもりの生活で室内でもつたい歩きの状態でした。
それが、摂取水分量の確保、リハビリ、デイサービス参加等のケアにより、約一年後には、近所の歯科医院に歩いて行けるようになったそうです。

 

 

★「在宅入所相互利用制度」の利用例
これは、施設と家を2〜3カ月おきに利用するもので、ずっと施設で生活することに気が進まなかったご本人、ご家族に合ったものでした。
(家で生活する間、どなたか他の方が施設のベッドを使うという方法のため、ペアリングの問題があり、渋谷区では現在実施されていないようですが、この制度には、皆さまの関心が高かったです。)

 

★認知症予防について

予防には水分をしっかり摂ることが挙げられたのに、皆さま驚いていらっしゃいました。
一日に1500mlの水分を摂るとよいそうです。(食事から1000ml、合わせて2500ml/1日になる)
高齢者の場合、体の約50%が水分となり、これが確保出来ていると体の機能が正常に働くのだそうです。
スライドでは、認知症が進んでいる女性に、お水、お茶、カルピスなどを小分けに1500ml摂ってもらい、状態がよくなった例が紹介されました。

 

 

認知症や要介護の状態になる原因の一つに、外出しない(出来ない)ことによる不活発な生活があるそうです。
富一サロンのような場所に足を運び、歓談することは、活動的で刺激のある日々につながり、とても良いことだそうです!

レクチャーのあとはいつものように様々な話題でお話がはずみ、楽しいひと時でした!

 

 

次回は

日時:11月10日(金) 午後2時から3時半まで

場所:ベテル教会1階集会室(富ヶ谷1-35-9)

どなたでもご参加いただけます。

 

 

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